〜池の中に建つ‘水板倉’が残る高貝家と真木渓谷への足〜

秋田長 信 田 線(Nagashinoda line)’ 

羽後交通/大曲バスターミナル〜横堀小学校・横沢車庫・砂留〜長信田車庫

長信田  大曲バスターミナル

撮影場所/長信田   撮影日/2010.10.31

車番/秋田200 か 220

 

時 刻 表(羽後交通配布時刻表)2010.04.01現在

停留所名   A   A    
大曲バスターミナル  750 1000 1145 1420 1605 1800
横掘小学校前  811 1021 1206 1441 1626 1821
横沢車庫前  823 1033 1218 1453 1638 1833
砂留  829   1224   1644 1839
長信田車庫前  839   1234   1654 1849

A / 土曜・日曜・祝日運休

 

停留所名     A   A  
長信田車庫前  700  850   1250   1705
砂留  710  900   1300   1715
横沢車庫前  716  906 1050 1306 1510 1721
横掘小学校前  728  918 1102 1318 1522 1733
大曲バスターミナル   748  938 1122 1338 1542 1753

A / 土曜・日曜・祝日運休

 

運 賃 表(羽後交通配布時刻表)2010.04.01現在

停留所名 大曲バスターミナルからの運賃
仙北総合支所前  240
西寺村 380
横掘小学校前 410
鶴田 510
横沢車庫前 630
国見 700
砂留 740
長信田 850

 

 

【 route & photo 】

大曲から東にのびる‘長信田線’は、大仙市太田町エリアに枝葉のごとく路線を伸ばしていた羽後交通ローカル線の数少ない生き残り。
2008年3月までは県道11号(角館六郷線)の途中にある
「横沢車庫」から2系統に分離。
現在ある
「砂留」経由で長信田永代まで行く線と、手前の新田を経由して長信田永代奥羽山荘まで行く線がありました。
今では太田町小神成集落の外れにある
「長信田車庫」で路線は切られ、系統も砂留回りのみ。
朝・昼・夕4往復と休日運休の横沢車庫止まり2往復が、この路線の全てです。

路線の終点がある小神成集落と斉内川を挟んだ北側の中仙町(現:大仙市)大神成地区には、ココにしかない伝統的な建物があります。
四角い池の中に建つこの倉、名称は
『水板倉』
別名
『ミズイタケ』と呼ばれる明治42年建築の古い木造倉です。
大きさは間口三間(約5.45m)×奥行き四間(約7.27m)ほどで、中に味噌や種籾(1階)・衣類箪笥や重要書類(2階)を保存。
夏の暑い時期は床板を外して池で冷やされた外気を取り入れることができます。
そして中に入るには取り外し可能な板を渡すことが必要。
これは火災や泥棒・ネズミなどから大切な家財を守るために編み出された先人の知恵。
周囲を黒い板壁で囲まれ、土台を太い楢柱で支えられた重厚な姿を目にすると、思わず感心してしまいます。

『水板倉』を見学するには長信田線「北野」バス停で下車。
県道50号(大曲田沢湖線)を北へ3kmほど戻り、案内板に従って更に2kmほど歩かなければなりません。
倉を所有する‘高貝家’は、周辺の土地を治める地主さん。
母屋も古く大きな茅葺屋根の屋敷で、こちらで一声来意を告げて見せてもらう事になります。
車が無いと一汗掻かされますが、ローカルバスの旅の待ち時間にチョットした社会見学はいかがでしょうか。

羽後交通の駐泊用車庫は古めかしい物ばかりで、なかなか味があります。
秋田200か220/日産KK-RM252GANが入庫している「長信田車庫」も、その一つ。
初冬の早朝6時半過ぎ。
カメラのシャッターを切るには光量が少ないせいか画像に荒さが目立ちます。
背後の真昼山地から集落に差し込む太陽光は弱々しく、軒の裸電球も寂しく輝いている時刻。
運転士が点検を始めるまで間がある、夜と朝との狭間のひと時です。