〜いつかダムの底に沈む簗川の清流に沿って〜

岩手‘簗 川 線(yanagawa line)

岩手県交通/盛岡駅前・盛岡バスセンター〜簗川支所前・宇曽沢・落合〜簗川局前

盛岡バスセンター  簗川局前

撮影場所/都南営業所    撮影日/ (撮影年・日付記録無し)

車番/岩手22 き 190

 

時 刻 表(岩手県交通配布時刻表/盛岡管内・冊子版)1996.03.30現在

停留所名

冬C 冬A 夏C 夏A
盛岡駅前  735  810 1305 1305 1605 1605 1625 1625 1755
盛岡バスセンター(中三向)  745 820 1315 1315 1615 1615 1635 1635 1805
茶畑十文字 749 824 1319 1319 1619 1619 1639 1639 1809
河南病院 750 825 1320 1320 1620 1620 1640 1640 1810
簗川支所 759 834 1329 1329 1629 1629 1649 1649 1819
簗川局前 821 851 1346 1351 1646 1651 1706 1711 1841

A / 平日のみ運行(土曜 ・日曜 ・休日運休)     B / 土曜運行      C / 土曜 ・日曜 ・休日運行

夏 : 4月1日〜10月31日運行 / 冬 : 11月1日〜3月31日運行

 

停留所名

簗川局前  720  720  825  900 1355 1355 1715 1715
簗川支所 735 735 840 915 1410 1410 1730 1730
河南病院 744 744 849 924 1419 1419 1739 1739
茶畑十文字 745 745 850 925 1420 1420 1740 1740
盛岡バスセンター(中三前) 749 749 854 929 1424 1424 1744 1744
盛岡駅前 801 806 911 941 1436 1441 1756 1801

A / 平日のみ運行(土曜 ・日曜 ・休日運休)     B / 土曜運行      C / 土曜 ・日曜・休日運行

 

【 route & photo 】

岩手県交通 ・簗川線は盛岡市内から簗川集落までの全区間を、国道106号線に沿って走る典型的な‘国道路線’。
盛岡〜宮古間を15往復(2011年6月現在)運行する岩手県北バス‘106急行’も同じ国道を走り、その陰に隠れるようなローカル線です。
路線図を見ると全線が‘106急行’と重なっているので、傍目では『道奥のローカルバス』に分類するには変と思われますが、
終点「簗川局前」は‘106急行’が停車する「飛鳥口」まで距離にして2kmほど。
簗川局のある中村集落には簗川線のみ1日変則1往復が来るだけの、岩手屈指の閑散路線(2011年現在/朝:盛岡行き1本 ・夕:簗川行き1本)。
そういう訳で『道奥・・・・』の仲間に入れることにしました。

北上川の支流 ・簗川下流部から上流部の入口まで、川に沿いながら約30分のバス旅。
106急行が停車する「川目」と「飛鳥口」の間にある「小屋野」「宇曽沢」「栃棚」「落合」「水沢」など、森の中にあるバス停は簗川線専用。
小屋野と宇曽沢周辺に小集落がある他、民家も殆んど無く・・・・乗降客もめったに見かけません。
栃棚〜落合間には‘簗川ダム建設予定地’の看板も立てられ、傍らを流れる涼しげな清流も湖底に沈む運命に。
バスの窓から見ていると、自然豊かな地だけに唯々残念な気持ちになります。

終点の「簗川局」は、国道脇にある小さな山里の郵便局。
この少し下までダム湖が広がります。
建設が進む『簗川ダム』による大規模な国道付け替えと、それに伴う沿線集落の移転で存続不透明な簗川線。
東日本大震災で工事のスピードは落ちましたが、いつかは川の流れと共に消え去るかもしれません。

確か1996〜1997年頃の撮影と記憶しています。
岩手県交通・都南営業所で待機する北村ボディの
岩手22き190/いすゞK-CJM500
フロント左の運賃支払い方法を表示する小窓でも判るように、元・神奈川中央交通の車両。
盛岡地区各営業所に合計8台が導入され、通勤 ・通学輸送に使用されました。
蒲鉾を切ったような外見が何となく懐かしいですね。
‘簗川線’は盛岡駅前が始発で都南営業所からは回送出庫するのですが、
撮影した日は担当運転士氏の気が早いのか、それともこの方向幕でも誤乗が無いのか、既に「簗川局前」がセットされています。

その後、県南部の営業所に移籍した同型車もありましたが、このバスは盛岡を離れることなく終焉を迎えました。