『復興の‘足’を担って』

                〜東日本大震災‘被災地のバスたち’〜

岩手‘鍬 ヶ 崎 線(sukigasaki line)

岩手県北バス/宮古駅前〜漁協ビル・前須賀・浄土ヶ浜〜宮古病院

宮古病院  宮古駅前

撮影場所/前須賀付近   撮影日/2011.05.12

車番/岩手200 か 193

 

【 photo 】

撮影は2011年5月12日。

宮古漁港の岸壁から魚市場の上屋の向こう、郵便局前を横切るバスを狙った。

鍬ヶ崎地区は現在(2011年10月)すっかり更地となり、バスの背後にある鍬ヶ崎郵便局(三角屋根の青い建物)も解体されている。

 

この時は魚市場も、まるで廃墟のよう。

本格的な再開までには程遠く、床に散らばる流入物や天井から垂れ下がった電線が、津波被害の生々しさを漂わせていた。

岸壁に係留された漁船も僅か一隻。

製氷所は瓦礫置き場と変わり「魚の町‘宮古’はもう戻らないのだろうか」と、誰もいない場内にカメラを向けた。

 

でも海に生活の糧を得ていた人達の努力で、この写真からは想像もできないほど綺麗に復旧した宮古魚市場。

夏はイカ、秋はサンマを満載した船が次々入港し水揚げ。

活気に満ちたセリも、以前と変わらず開催。

浄土ヶ浜へ行く路線バスも鍬ヶ崎を行き来し、ゼロから甦ろうとしている町の姿を観光客に見せてくれる。