『復興の‘足’を担って』
〜東日本大震災‘被災地のバスたち’〜
岩手‘ 釜石市ワンコインバス 釜 石 市 内 線(kamaishi shinai line)’
岩手県交通/ほたるヶ丘・小川〜釜石駅前・大町・東前〜新浜町
ほたるヶ丘(小川)発 新浜町行
撮影場所/東前(小林商店前)〜洞伏 撮影日/2011.09.10
車番/岩手22 き 929
【 photo 】
釜石駅前方面から港のある新町・魚河岸地区までの‘市内線’は、震災後しばらくの間「東前」折り返しとなっていた。
港の入口、海沿いに行ったところにある「新浜町」終点までバスが走るようになったのは8月初め。
1日4往復が運行され、これでようやく市内を走っていた全ての路線が復旧した。
東前から港を車窓右に見て新浜町へ向かうLR。
背後には巨大な貨物船『アジア・シンフォニー』が岸壁に乗り上げ、異様な光景を作り出している。
本船は3月11日、新日鉄大桟橋に湾口へ‘背’を向ける形で係留され、製品の積み込み作業をしていた。
押し寄せた津波に船体は流され港沿いのビルに激突し、さらに海上保安庁の建物に接触。
港内を自由が利かないまま翻弄され、波が引いた時は魚市場横の岸壁に乗り上げた状態で取り残されていた。
船首の‘キズ’は、その際できたものだ。
それから7カ月。
船舶保険から費用の目途がつき、また県知事の撤去命令が下りて海へ戻されることになった『アジア・シンフォニー』。
起重機船で吊り上げ作業が行われたのは10/20。
11/1には修理・売船のため広島県へ曳航され、この光景を目にすることはない。
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